テクノドローン株式会社は、水島コンビナート（岡山県倉敷市）を拠点として、日本全国各地の製鉄所、化学プラント、煙突、焼却炉等においてドローンを活用したi-コンストラクションの実現を目指して2018年1月に設立されました。弊社は、前身であるミスギ工業株式会社の豊富なプラント内部の耐火物工事の経験を引き継ぎ、その経験を礎としております。

日本中の工業地帯、焼却炉、煙突などのプラント内部の環境、特に炉内の環境は想像を絶する過酷な現場です。そんな中で日夜建設作業員の方々が危険と隣り合わせで作業をしており、同様の苛酷な環境において、ドローンを積極的に活用することにより、現場の安全性、経済性、利便性を向上させることができます。

ドローンの建設現場への活用は日進月歩の勢いで社会に変革を与えていますが、非GPS環境下におけるプラント内部の点検業務は未知のジャンルです。弊社業務については、これまで労力と時間をかけて行っていた煙突などの高所作業での点検作業をドローンによる空撮により代替えできないかと考えスタートし、今に至っております。

平成30年4月には、目標であった200m超の煙突のドローンによる内部撮影に成功いたしました。煙突業界内において、日本初の試みです。煙突ごとに形や大きさが異なっており、より複雑な形状の煙突でも点検を可能とし、撮影精度の向上によって、より詳細な撮影、点検を目指しております。

今後、これらの経験を確固とした技術として、　常に危険と隣り合わせであり、かつ千差万別の環境に取り巻かれた建設現場において、「より安全な現場の創出」が、弊社の願いです。

テクノドローン株式会社
代表取締役　杉本　望